第六回「森のムッレ教室なら」
6回シリーズで半年間取り組んできたプログラムも最終回です。しかも雨・・・でもけして困ったことではありません。6回の間に一度は雨の中のプログラムが出来ればいいなぁと思っていたら、合羽で過ごせるちょうどいい雨でした。真冬でも、雨天でも、自然の中には楽しいことがいっぱいです。
半年間の振り返りが盛り込まれたプログラムでは、子どもたちは、観察中に届いた一枚の多羅葉の葉書からムッレさんを探す旅に出ます。これは5・6歳児にとっては大きな冒険です。
(6)ファイナルパーティー
3つの約束 ←毎回の確認で、内在化をはかります。
パーティー準備(パン生地を作ろう) ←自分でつくったパンをお昼ご飯にします。
冬芽の成長観察(ムッレさんからの手紙発見) ←ムッレさんの招待状がとどきます。
ムッレさんに会いに行こう!(5つのクイズ) ←クイズで半年間の取り組みの振り返りをします。
あなたはムッレ?! ←なんと!・・・ここは秘密。
パンを焼いてポトフをたべる ←自分たちで作ったパン生地を自分で焼きます。
振り返り ←今日の振り返り、半年間の思い出。
ファイナルミーティング ←子どもの成長と大人の気づきをシェアします。
第五回「森のムッレ教室なら」
インフルエンザの流行もあって、体調を崩してお休みされる方も多い季節ですが、参加してくれたみなさんは元気いっぱいです。
それに、山の中は外ほど寒くなくって・・・。
冬芽を探していると、寒い中にも既に春の準備をしている植物の姿が見られます。花芽と葉芽を見つけ始めると、ルーペで覗く子どもたちの姿はチョッとした探偵さんみたい。ビックリするような発見をする子どもたち…に学ぶことが多いと、保護者とのランチミーティングでは、子どもたちの成長の物語で盛り上がります。
(5)冬芽を探そう
ゲーム:生き物あてゼスチャーゲーム
3つの約束(服装と持ち物の確認)
ムッレのうた
絵本「冬の芽がっしょうだん」福音館
自然観察
1)冬の芽を探しの練習
花芽:ウメ・サクラ
葉芽:キンモクセイ
2)垣根の新芽 ←(冬芽の見方がわかると、身近なところにも関心が向く…)
3)氷を割ってみよう ←(第四回目の復習も兼ねて、氷に触ったり割って遊びます)
4)里山に入る ←(初めての場所へ、山の中の探検は冒険心をくすぐります)
5)秘密の袋ゲーム ←(第一回でやった秘密の袋ゲームが、レベルを上げて登場)
ゲーム:木をかわろう ←(気に抱きつく感じがいいですねぇ~)
ランチ:野菜たっぷりホワイトシチュー
振り返り ←(最終回に向けて、子どもたちの歌声もホント盛り上がる)
ランチミーティング ←(おとなの学びの時間です。五感を育てるってどんなこと?)
第四回「森のムッレ教室なら」
前回はお昼を挟んで、長めの時間を一緒に過ごすことが出来ました。緊張気味だった子どもたちもすっかり馴染んでいます。
おとなもなんとなく言葉を交わす機会が増えて、色々感じることや悩み、希望なども出始めました。こうして参加者が思いをシェアしながら一緒に作っていくのが、ファミリームッレの特徴になるかもわかりません。
(4)氷と霜柱
ゲーム:仲間探し
3つの約束
ムッレの歌
自然観察
1)温度を測ろう(気温、水温、地温)
2)ちがいがわかる?(葉っぱの下の気温、土の中の温度)
3)霜柱のお話「霜柱」福音館
ゲーム:霜柱鬼ごっこ
ランチ:お餅を焼いて食べよう!
振り返り
第二回・第三回「森のムッレ教室なら」
北欧の幼児向け環境教育プログラムを使って親子で体験する「森のムッレ教室」です。北欧では、幼稚園や保育園の教育活動の中で行われている事が多いプログラムを親子の体験活動として活用しています。
台風で日程が一日ずれたため、この日はロングバージョンで2回分を実施しました。
(2)落ち葉と木の実<10:00~12:00>
1、3つの約束
2、ムッレの歌
3、自然観察
1)葉の大きさ比べ、色比べ
親子でいろいろな色の葉を集めて歩きました。落ち葉はみんな茶色かといえば・・・まだ、枝についている葉は?・・・。緑色から黄色く色づき赤くなって落ちてくる紅葉も見つけた。
2)クロロフィル物語
なぜ?同じ葉なのに、色が違うのか・・・、落ち葉はなぜ茶色なのか・・・、クロロフィルさんの物語はそんな子どもたちの?をくすぐります。
3)落ち葉が必要な生き物語り
・・・そして、落葉を必要としている生き物がいることも、子どもたちはお話の中から汲み取ります。
4)クラフト
集めた葉で、親子でツリーを作ってみました。
(3)冬の生きものたち<12:30~15:00>
1、ムッレの歌
2、絵本「冬の虫に会いたくて」福音館
絵本を読んで、虫の探し方を予習してから自然観察に出かけます。
3、自然観察
1)カマキリの卵の観察
2)木の皮をめくる
3)石の下、土の中、水の中
4、動物当てゲーム
親子で、引いたカードの動物の物まねをしてみます。みんなに伝わるかな?
5、おやつ作り「ポップコーン」
今日は長かったからおやつをみんなで作って食べました。
6、振り返り
第一回「森のムッレ教室なら」
奈良県初のスウェーデン幼児向け環境学習プログラムは、23人の親子参加者のみなさんと、奈良教育大学の森のムッレ研究会の学生さんたちと、楽しく始まりました。
子どもたち自身が、「五感で学ぶ」のをサポートするプログラムです。子どもたちが学ぶのは、
●自然との向き合い方
●自然のしくみ
●思いやりの心
●季節の移り変わり
●社会と自然のかかわり
などです。
1、なかま探しゲーム
はじめて出会うお友達と、ゲームで仲間になる時間です。これから3月まで毎月一緒に森のムッレ教室で楽しく学びましょう。
2、ムッレ誕生の物語とムッレの歌の練習
ムッレ誕生のお話をピクチャーシアターできいて、みんなで歌の練習をします。ムッレの歌は教室を始めるときに毎回歌うので覚えられるます。
3、森の3つのルールと自然観察練習
森に入るときの3つのお約束をみんなでします。
(1)植物は根から抜かない、生き物はその場に戻す。
(2)ゴミを捨てない(あれば拾う)
(3)大きな声でさわがない
ルーペの使い方を練習して、色んなものを観察します。
4、自然観察とゲーム
さぁ、出発。
ビヨトープの中を、歩いて色々なものを見つけます。
今回は、カマキリの産卵シーンが・・・大人もビックリです。
親子で遊ぶ、「ヒヨコとキツネ」ゲームで体を動かしました。
「秘密の袋」には、なぞの5つのものが入っています・・・わかるかなぁ?
5、ふりかえりとみんなでランチ
今日の発見、面白かったこと、難しかったこと、もっと知りたいこと、みんなにシェアします。